08/04/04 22:10:43 Zh590owv
★マイクロソフト、「Windows XP」提供期限を再延長
筆者が先週予測していたように、限られたクラスのコンピュータ向けではあるものの、Microsoftは
「Windows XP」提供期限の延長を決定した。
Microsoftは米国時間4月3日、「超低価格PC」(Ultra-Low-Cost PC:ULCPC)と呼ばれるクラスの
コンピュータ向けに、「Windows XP Home Edition」の販売を継続することを明らかにした。ULCPCとは、
スピードの遅いプロセッサ、小型のディスプレイ、そして、一般的なHDDではなくフラッシュメモリを
採用したカテゴリのコンピュータを指している。
Windowsクライアントマーケティング部門のゼネラルマネージャーであるMichael Dix氏は、Microsoftが
コンピュータメーカーに対して、ULCPC上で、Windows XPもしくはVistaを使用する選択肢を提供する
つもりであると語った。
だが、ULCPCのシステムで採用されている最小ハードウェア構成は、Vistaには不向きであると思われる。
Windows XPの提供打ち切りを決定するならば、多くのコンピュータメーカーがLinuxへと流れていく可能性もあり、
それゆえに今回の延長が決まったのかもしれない。
コンピュータメーカーは、2010年6月30日か、Windowsの次期メジャーリリースである「Windows 7」の出荷1年後か、
どちらか遅いほうの期限まで、ULCPCにXP Homeを搭載して新規販売を行うことができると、Microsoftは語った。
あるMicrosoftの代表者は3日、同社が、Vistaの次期OSを、2007年1月のVista発売から約3年後に
出荷する予定にしていることを、改めて明確にした。
Microsoftは3日に、フラッシュメモリベースのコンピュータメーカーがWindowsの採用を容易に
進められるようにするため、新たなガイドラインセットもリリースしている。ULCPCの大半はLinuxを
搭載して発売されたものの、Asusの「Eee PC」のように、Windowsバージョンが提供されたモデルもある。
Microsoftにとっては、3日の発表により、2つのポイントが明確になった。Starter Editionのみでは、
新興市場の需要を完全に満たすことはできないことと、新興市場以外でも、省電力低コスト
ノートPCへの需要が高まっていることの2点である。
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