07/03/21 13:51:37 yFpugEqi
Vistaはメモリを沢山消費すると言います。
OSを起動しただけで1Gつかうから、2G必要だ。といいます。
たしか実際にOSを起動しただけで、かなりのメモリを使用しています。
Vistaはメモリを多く使用するというのは、やはり本当なのでしょうか?
いいえ、違います。それは勘違いです。
嘘だと思うのなら、メモリを512Mにして、Vistaを起動してみてください。
1Gつかうはずなのに、Vistaは普通に起動して、空きメモリもあります。
このからくりはどうなっているのでしょうか?
それを理解するには、「空きメモリ」が何に役に立っているのかを考えれば分ります。
空きメモリを例えるのなら、空き地です。現実の空き地は子供たちが遊んでいるかもしれませんが、
空きメモリは、誰も使っていません。電気を消費しているだけです。
この空間が”もったいない”と思いませんか?
空いた空間は有効活用すべきですよね。ただ空いているだけじゃなんの意味もありません。
その考えを取り入れたのがVistaなのです。
プログラムを起動すると、空いたメモリにHDDからプログラムが読み込まれます。
HDDの読み込みはメモリの読み込みよりもはるかに遅いです。
そこでプログラムを早く起動させるために、プログラムを使うよりも先にメモリに読み込んでおきます。
専門用語で言うと、プログラムをメモリにキャッシュしておくと言います。
そのキャッシュの量はPCに搭載されているメモリ量によって変ります。
つまり、沢山メモリを積んでいるほど、キャッシュも多く使用されるのです。
メモリを多く使用していると勘違いしている人は、搭載メモリも多いため、キャッシュが多いだけです。
もう分りましたね? Vistaはメモリを多く使用しているように見えるのは、OSが沢山使用するようになったのではなく
パソコンを快適使えるように、”沢山あっても意味が無い空きメモリ”を、キャッシュとして有効活用しているからなのです。