01/01/16 17:01
# あまりよく理解してない俺がこんなこと書くのは恐れ多いのだが…
>>7, >>9
システムクラッシュ時にMetadataが破壊されるのを防ぐ手段の一つが
Journaling. で、最近の*BSDに実装されているもう一つの手段がSoft Updates.
JournalingはMetadataの更新ログを取っておくことでクラッシュ後の
ファイルシステムの復旧に役立てようってアプローチで、
Soft UpdatesはMetadataの更新順序を操作することで
いつクラッシュしてもファイルシステムに致命的なダメージが残らない
ようにしようってアプローチ。
Journalingにはfsckが不要になるっていう副産物があるのだが、
Soft Updatesにはそれがない。でも、最近FreeBSD-currentに実装されつつある
snapshotsという機能と組み合わせると、Soft Updatesでも高速rebootが
可能になる。
詳しくは以下のサイトが参考になると思う。
URLリンク(www.ece.cmu.edu)
URLリンク(www.mckusick.com)
Soft Updatesを使うとFFSのままでJournalingのような効果が実現できるのが長所。
でも、HDDの容量がテラの域にまで達しようかという現在、ファイルシステムの
再設計が必要な時期に来ていると思う。
LFSってのはNetBSDの次期ファイルシステムの候補で、ファイルシステムそのものを
ログ化してしまおうってもの。でも、まだかなり不安定なようなので、
FFS+Soft Updatesをベースに64ビット化などの拡張を行なったファイルシステムが
先に現れるかもしれない。
# って、こんなもんでよろしいでしょうか? >*BSDの先輩方
# 間違いがあったらツッコミお願いします。