07/04/16 21:58:22
Google Summer of Code(SoC)2007の志願者たちにとって、気を揉む宙ぶらりんな状態が終わった。
Googleが、SoC採用プロジェクトのリストを発表したのだ。今回Googleは約6,200件の応募の中から900件の志願プロジェクトを採用した。
SoC とは、学生によるオープンソース開発と、開発期間中に学生を監督・指導するメンター組織とに対して資金を提供するプログラムだ。
全プロジェクトが完成まで漕ぎ着けることができた場合、Googleは最大で合計450万ドルを支払うことになる。
また、これ以外にGoogleはSoC 2007プログラムの諸経費を負担することになる。
SoCに採用されたプロジェクトが完成まで到達した割合はこれまでのところ(翻訳記事)約80%だ。
また、これまでにSoCに参加した学生の数は1,000人以上に上る。なお、学生は1プロジェクトを完成させると4,500ドル、メンター組織は1プロジェクトにつき500ドルを受け取ることになる。
Googleは当初600プロジェクトの受け入れを計画していたが、GoogleのオープンソースチームのメンバーであるLeslie Hawthorn氏がGoogle Developer Blog上で明らかにしたところによると、
Googleは応募の「質が著しく高かった」ことから「このように優秀な学生たちを追い返すよりも、受け入れる学生数を900以上に増やすことにし」、900プロジェクトに対する資金提供を決定したとのことだ。
SoCプログラムには、Debian、Eclipse、FreeBSD、KDE、GNOME、One Laptop Per Child、SquirrelMail、Ubuntu、Wine Project、Zope Foundationを含む140プロジェクトが参加を表明している。
FreeBSDについても、freebsd-updateユーティリティのGNOMEフロントエンド、MacBook上のFreeBSDサポート、GUIインストーラなど複数のアイデアが採用された。
またGNOMEについては、Google CalendarとEvolutionの統合、GNOME用のPhotobooth風アプリケーション、EvinceでのPDFアノテーションのサポートなどのアイデアが採用された。
900個ものプロジェクトが受け入れられたのでここですべてを詳しく紹介するのは不可能だが、どのようなアイデアが選ばれたのかは全プロジェクトのリストで見ることができる。
URLリンク(opentechpress.jp)