06/07/25 12:04:53
URLリンク(docs.sun.com)
『Solaris ZFS 管理ガイド』
7. ACL による ZFS ファイルの保護
新しい Solaris ACL モデル
最近のバージョンの Solaris では、主に POSIX ドラフト ACL 仕様に基づく ACL 実装が
サポートされていました。POSIX ドラフトに基づく ACL は、UFS ファイルを
保護するために使用され、NFSv4 より前のバージョンの NFS によって変換されます。
NFSv4 を導入したことにより、NFSv4 が提供する UNIX クライアントとUNIX 以外の
クライアントとの間の相互運用性を、新しい ACL モデルを使って完全に
サポートできるようになりました。NFSv4 仕様で定義されている新しい ACL 実装は、
NT 方式の ACL を使用して、より豊かなセマンティクスを実現します。
新しい ACL モデルは、主に次の点が異なっています。
* NFSv4 仕様に基づいており、NT 方式の ACL に似ています。
* アクセス特権をより詳細に設定できます。詳細については、表 7-2 を参照してください。
* setfacl や getfacl コマンドではなく、chmod および ls コマンドを使用して設定および表示します。
* ディレクトリのアクセス特権をどのようにサブディレクトリに適用するかを指定するために、より多くの継承セマンティクスを利用できます。詳細については、「ACL 継承」を参照してください。