03/11/09 02:12
IPv6 はアドレス枯渇解決のためのものでした。しかし
CIDR や NAT の普及によりアドレス枯渇は当面の心配事でなくなり
IPv6 推進派の人は他のセールスポイントを探す必要がありました。
そこで IPv6 には無闇に様々な機能が盛りこまれ、何処から見ても
文句の付けようが無い理想のプロトコルだからぜひ移行しよう、
という戦略を取る事になりました。
その結果、皮肉な事に機能を増やしすぎたせいで今だ完全な実装は
KAME だけだという笑えない事態を招いてしまいました。
自分達のプロトコル可愛さに目が曇って判断を誤ったのです。
もはや IPv6 は実用からはほど遠い、デメリットばかり目立つ
不必要に肥大したプロトコルになってしまいました。
今となっては当初の提案にあった TUBA の採用が最良の選択で
あったように思えますが、もはや取り返しは付きません。
近い将来、おそらくヘッダの空きフィールドやオプションヘッダを
利用した IPv4 の小手先の延命策が実施されるでしょう。
こうなった責任は全て IPv6 推進派にあります。彼らの名誉欲と
幼稚な取り巻きどもが全てをぶちこわしにしてしまったのです。