09/02/05 20:15:24 qtaPdn9g0
>>154
昼間の博麗神社。
いつものように境内の掃除をしていた霊夢の耳に衝撃と轟音が響き渡る。
そのあまりの音に霊夢は竹箒を取り落としながら両手で耳を塞いでしまう。
「ああもう……」
落ち着いて掃除も出来ない。文句をいってやろうといきり立って霊夢が縁側に回りこむと一人の男がその実力を磨いていた。
「ちょっとアンタ。三沢だっけ、さっきからうるさくて適わないんだけど」
「ああ、ごめんよ霊夢さん。でも俺はアイツを超えなきゃいけないんだ」
「超えても超えなくても。他所でやれっていってるのよ」
霊夢の文句に耳を貸さず。三沢は右手に白虎の波動を集中させる。
「待っていろ修魔。俺はお前を超えてみせるんだ。うおおおおおお!」
白虎覇道拳
「うおおおおおお!貫けぇぇ!」
空へ向け、三沢の掌が白虎覇道拳を撃ち放つ。轟音。その衝撃波がビリビリと地を揺らし砂を舞い上げた。堪らず霊夢はコレでもかと耳を塞いで衝撃に顔をしかめる。
放たれた白虎の波動は天へと昇り、雲を穿つ。その天に開いた大穴が白虎覇道拳の限界。
駄目だ、こんなものじゃあ翠香の1/4程度だ。轟音の残響だけを耳に、地に拳を打ちつけ三沢は修魔との実力の差を噛み締めた。
「こんなんじゃあ駄目だ。一体なにやてんだよっ! 俺は!」
「なにやってるんだか……」
あきれ果てて縁側に座る紅白の巫女。その元にもう一人来客が現れる。
「こんにちはナリ」
二頭身の身体に大きな頭とちょんまげ。背には短い刀を背負い語尾はナリ。
霊夢にとって珍妙で奇妙でしかないソレは外来のカラクリという式神らしい。
「すごい音ナリねー。霊夢ちゃん。ここの人たちはみんなあんな感じナリか?」
「あんなのと一緒にしないでよ。アレは頭のネジが外れてるのよ。そういうアンタはネギぼうずじゃない」
「ワガハイのこれはネギじゃないナリ、ちょんまげナリよ」
「ちょんまげ……ね。そういえば、夕飯は三人分作らないとね。三沢もあんたも食べていくんでしょう。ほら、アンタがいってたあの料理」
「コロッケナリか?」
「じゃが芋が手に入ったのよ。作るから後で手伝いなさい」
「分かったナリ。わーいコロッケナリ。コロッケナリー」
縁側に座る二人の眼前で三沢は次の白虎覇道拳を放っていた。
白虎覇道拳
ずがぁぁぁん
「うおおおおおおおおおおおおおお!ああああああっ!!くそっ、だめだ! まだ力を制御し切れていない!!」
こうですか!わかりません!