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被害に遭ったのは、テレビのお笑い番組などで活躍していた男性で、
18人は昨年1~4月、男性が開設したブログ上で、少年4人が殺人罪などで
実刑判決を受けた東京・足立区の女子高生コンクリート詰め殺人(1989年)に、
男性が関与したといういわれなき中傷をした疑い。「人殺しが何で芸人やるんだ」
「死ね、犯人のくせに」「てめえは何をしたと思ってるんだ」--などの書き込みが、この短期間に数百件に上ったという。
きっかけは約10年前、所属芸能事務所が「足立区出身の元不良」とのうたい文句で
男性を売り出したこと。その後、インターネットの掲示板に、男性を犯人扱いする書き込みが始まった。
所属事務所は2002年、ホームページ上で「事件とは全く無関係」と告知したが、効果はなかった。
男性のブログは中傷を消しても消しても、後から書き込まれる状態が続き、昨年4月、
男性はブログを書き込み禁止にするとともに、「タレントとしての名誉が著しく傷つき、
芸能活動に重大な支障が生じた」として、中野署に被害届を提出した。
警視庁で通信記録を調べたところ、数十人が書き込みをしており、その中から執拗
(しつよう)に悪質な書き込みを繰り返していた18人を特定した。
ネット上での中傷被害は年々増加しており、警察庁によると、全国の警察への被害相談件数は07年、
過去最高の8871件。08年も上半期だけで5482件に上っている。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)