09/01/15 17:19:00 JWTbWImi0
式場が見えてきた
しーながあそこにいる
はるしげ「…あー、ここまででいいよ。こっからは歩いていく」
塩「え、まだ距離がありますが…」
はるしげ「流石にお姫様抱っこされたまま式場に入るわけにはいかないだろう」
塩「………」
はるしげ「………」
塩ははるしげをゆっくりと、優しく地面に降ろした
はるしげ「ありがとなー 一応、あと1時間位したら式も始まるし、そんときはミノルとかも連れて祝いに来てくれ」
塩「…そうですね」
塩は俯いたままだった
その様子を不審に思ったのか、はるしげは尋ねた
そこで気付いた
塩の目つきが変わっていた
はるしげを睨むように顔を上げ、激しい歯軋りをしながら
塩「なんで…なんであんな女に…!俺のはるしげがぁ…!」
はるしげ「ど、どうした塩?おま、頭おかしくなったのか」
困惑した様子で聞き返してみるが、それが引き金となってしまった
塩「うるせええ!俺ははるしげだ、俺ははるしげと一つになる、さすれば比較されなくなるんだよォ!」
はるしげの頬が浅く切られ、血が滴り落ちた
塩の手にはモップが握られていた
これが意味する事は『必ず勝利する』