08/11/13 23:31:42 8l7VLLp+0
>>789
MIDIという規格は鳴らす音源次第で同じMIDIデータでもしょぼく聴こえたり
超リアルに聴こえたりするものなのだが、
近年は音源のソフトウェア化に伴い、大容量のマルチサンプリング音源が
使えるようになったため、打ち込みでも音源次第では生楽器と区別がつかないぐらいリアルな音が出るようになった
しかし一昔前のMIDI音源は容量の小さいハードウェアが主流だったため
どれだけ頑張って打ち込んでも聴いた瞬間に「ああ、MIDI打ち込みだな」
というのがわかるぐらいチープな音しか出なかった
特にネット上に落ちてるMIDIファイルをクリックすると流れ出す音楽は
Windows標準搭載のオモチャ音源(Rolandが作ったMS-GS)によって
演奏されるのがデフォだったため、90年代ぐらいは「MIDI=ホームページとかで流れてるしょぼい音楽」
というイメージが強かった
ただしMIDIによる音楽はミュージシャンをいっぱい呼んでスタジオレコーディングする必要がないので
(MIDI職人が1人いればどんな大編成の音楽でも再現できる)、
低予算の現場においては長きに渡って重宝され続けてきた
たとえば通信カラオケがそうだし、着メロなんてのもそうだ
そして人々の耳にもっともなじみ深い「テラMIDIwwwww」という音楽が
ジャスコに代表されるスーパーマーケットで流れるBGMである。
特に主旋律に用いられる線の細いブラス系の音色は強くジャスコを感じさせる。
(「テラ~」とは「物凄く~」というニュアンス。キロ→メガ→テラ→ペタという順に大きな数字を示す)
今でも90年代MIDIブーム残党が当時の古き良きハードウェアDTM音源で作る
サウンドにはそういった「郷愁」を感じさせるものが多く、愛情を込めて「テラジャスコwww」と言われるのだ
参考
URLリンク(www.nicovideo.jp)
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