08/05/13 15:45:04 KO7ZaHRN0
展示会場でピカソがあなたを待っている。ピカソがあなたの前で服を脱ぐ。国籍(スペイン)と自身が生きた時代(1881~1973)を超越してしまったこの伝説的な画家が、大声で笑い、ふざけて冗談を言ったり、怒ってため息をつく。
205点のピカソの版画が展示される『ピカソの芸術と愛』(11日~9月14日、湖厳(ホアム)ギャラリー)では、立体派、抽象画、『ゲルニカ』、『アビニオンの娘』、『青の時代』といったことは忘れても良い。
ただ自然に笑いが込み上げてくる楽しさと「なぜこんな表現をしたのだろう」と驚けば良い。「版画展くらいで」と思う人こそが最高の観客かも知れない。胡散臭いと思う人ほど、ピカソの赤裸々な表現と天才性に不意打ちを食らうだろう。
今回の展示は「天才とは誰か」、「なぜピカソなのか」といったことを韓国の観客が、直接確認できる貴重な機会だ。登場する作品はスペインのバンカハ財団が所蔵する『ヴォラール・シリーズ』と『347シリーズ』から選ばれた。
ピカソの版画はエロティックだ。「芸術は絶対に淑やかではない」と言う言葉を残したピカソはまた「最後に残るものは愛」とも語った。
油絵より作業時間が短く、より自由で、ドローイングと違って修正が可能な版画で、ピカソは芸術家、怪物などの多様な姿で登場しながら、自身の芸術観や欲望をそのままストレートに表現した。
展示のタイトルは『芸術と愛』。ある意味、使い古された単語の組み合わせだ。しかし恐らく、これよりも今回の展示を明確に説明する言葉はないだろう。ピカソは常に「芸術家とは」、「性」といったテーマに執着した。