08/03/27 00:48:06 LlYfwU/40
>>63
>・IWCは年齢のデータは必要としていない
IWCの改訂管理方式による商業捕鯨枠算定のためには年齢データは必要と
していない、というのが正しい。一般的に、鯨の生態を自然科学的に解明する
には、生殖開始年齢とか、年齢別の死亡率とかがわかればそれにこした
ことはない。だけど、生かしておいたまま、継続的に細胞を採取し、
出来た子供の細胞も採取したりとか、生殖的行動範囲を調べたりとか、
ストック(資源)の動態調査をやるには、非致死調査の有力な手段が
いくらでも開発されている。年齢情報取得のために何千頭も殺すなんて、
今時時代遅れだし、他の研究者の迷惑になる。
>・全部の報告書の中で致死的調査が必要だったのは4つだけ
日本側が勝手に、管理方式の改善のために有効と主張して出してきた論文数ね。
だけど、何をどう改善するのか、まったく提言されてない。
単に、ミンククジラが増えすぎて各個体の脂肪層の厚さが薄くなっているとか、
要するに捕って食うことを正当化する口実として使いたいような下心の
透けて見える、下品な論文です。(脂肪層の厚さ測定のためには殺す必要は
無く、長細い矩形ノミ状のバイオプシー・ダーツを使えばいいんですけどね)
>・日本はこの4つの報告書のために6800頭の鯨を殺した
まあ、その他にも論文は書いてるんですが、いずれもナンキョクミンククジラ
の系群(生殖単位)の区分もできないような、脆弱な研究成果だったです。
>・これは科学調査ではなく商業捕鯨だ
そうですね。
>間違いを恐れず要約してみました。他の科学委員会の人が見てたらなんていうかね。
ご苦労様です。番組制作者が、科学委員会の報告書をちゃんと読んでれば、
あるいは正確に要約されていれば以上のようになるはずだ、ということで
コメントしてみました。あしからず。