08/03/30 23:54:57 rnTSAuup0
>>161
>事実本当に「やってる」のならば、ミンクの系統群の実態、冬場の行動が
>掴めてる筈なんだけどねw
生態系の研究なんてことに、あなたはまったく興味がない人だということはわかります。
ミンククジラにしても、シロナガスクジラにしても、個体群生態の基本、系(統)群は
部分的にわかっているというのが現状です。そのためには各地の、多数の細胞サンプル
を統合する必要があります。各地、各国の細胞サンプルの所在地は専門学会に知られて
います。
ホッキョククジラ、タイセイヨウセミクジラのように、全体の系統群(ストック)
構造が解明されると、個別のデータが統合されて、捕獲可能数シミュレーションが
コンピュータで何万通りもくりかえされ、IWCで年間捕獲可能数あるいは5年間の
通算捕獲可能数が提示されます。(タイセイヨウセミクジラの場合、当然のことながら
ゼロになるのがわかっているのでIWCではやってないだけです)
南極のミンククジラも、76万頭いるとか、100万頭いるとか、言われても、それが
どういうグループに分かれて生殖活動をやっているのかわからなければ、捕獲可能数は
ゼロです。獲りたければそういう構造を調べようとするはずなのだけれど、日本には
18年間の調査期間で、そういうことをやろうという気がまったく無かったのが
問題なのです。
なぜかというと、本当は商業捕鯨なんかやりたくないからだ、というのが最近
各国に理解されてきた事情のようです。進んで民営化したがる役人や外郭団体
なんていないですからね。