08/03/30 22:20:41 PqVAqGBR0
>>143
まず全体として、オキアミという共通の餌をめぐるミンククジラ(ゴキブリのようにいっぱい
いるby小松正之/元水産庁課長)と貴重種のナガスクジラ、ザトウクジラの競合、種間の盛衰
ということについてはですねえ、捕殺して研究する必要はまったく無く、目視、写真撮影、
バイオプシー(細胞採集)調査だけで十分ということで、少なくとも日本と日本から水産援助
の金をもらってる小国以外のIWC科学委員たちは一致しているということを確認しておく必要が
あります。
そうでないと、「殺さなくても出来る調査を殺してやった」という非難に対して、「でもちゃんと
研究成果は上がってるじゃないか」という、的外れの反論をしてることになりますから。
「殺さなくても出来る調査」ということだと、国際捕鯨委員会がその研究費の3分の1を投入し、
日本の巨額出資や船の提供とあわせて行っているIDCR/SOWERという、南極全周をめぐる
目視+バイオプシー・サンプル採取があるし、”南極海洋生物資源保存委員会(CCAMLR:カムラ)”
の傘下でおこなわれている捕鯨委員会枠外の各国共同調査や、オーストラリア、ニュ-ジーランド、
南太平洋島嶼諸国の大学や研究所の独自研究等々、いくらでもあって、そういう研究の専門
学術雑誌もあります(たとえば"Antarctic Science")。
一応これで、水産庁、鯨研の「鯨種間競合理論」は「調査捕鯨擁護論」としては壊滅的なのですが、
もう少し続けますか?