08/03/13 15:18:48 hvluBMX50
DivXが米国時間3月11日、動画共有サイト「Stage6」を売却せずに閉鎖する決断を下した
理由を明らかにした。
DivXの最高財務責任者(CFO)Dan Halvorson氏は、会計年度第4四半期の決算を報告した電話
会議の席上で、幹部たちがStage6の閉鎖を決めるに至った理由の1つに「著作権侵害訴訟の
可能性」があったと発言した。インターネットビデオ技術を提供するDivXの資料によると、
Stage6が閉鎖する数週間前に、多額の賠償を求められる著作権侵害訴訟を防ぐ取り組みが
頓挫している。もっとも、Halvorson氏が閉鎖の理由をあえて説明したのは、MySpaceの共同
創設者であるBrad Greenspan氏から疑問を投げかけられたからだ。オンラインエンター
テインメントネットワークLiveUniverseを運営するHalvorson氏は2月にStage6の買収を試み
たが、DivXに買収案をはねつけられたことを受け、DivXとの間にあった経緯を明らかにした。
Greenspan氏は声明で、DivXの幹部たちはStage6を売却せずに閉鎖する選択をすることで
株主の利益をないがしろにしていることを示唆した。「DivXは最悪の事態を避けることは
できたはずだ。Universal Musicはコンテンツを3000万ドルでライセンス提供するチャンスを
与えたのに、これも却下されてしまった」とGreenspan氏の声明には書かれている。この
議論からは、ビデオ共有サイトがはらむ財政および法制上のリスクが浮かび上がってくる。
Googleの資金で支えられているYouTubeなら、エンターテインメント業界の大手企業から訴え
られても応戦できるだろうが、他社はそうはゆかないのである。
DivXの問題が始まった経緯はこうだ。2007年秋、四大レーベルの中でも最大手のUniversal
Music Groupが、Stage6上の著作権侵害コンテンツについて苦言を呈した。Universal Music
からの訴訟を阻止しようと、DivXは先に訴訟に打って出た。DivXは2007年9月、デジタルミレ
ニアム著作権法(Digital Millennium Copyright Act:DMCA)の下では、Stage6がユーザーに
よる違法な行動の責任を負う必要はないとする裁定を得ようと、Universal Musicを提訴した。
しかし、この策略はうまくゆかなかった。裁判所の資料によると、Stage6が閉鎖する3週間前の
2月5日、連邦地方判事Judge Dana Sabraw氏はDivXのUniversalに対する訴えを棄却(PDFファイル)
した(棄却については、ブロガーのDavis Freeberg氏が最初に報じている)。案の定、DivXが
Universal Musicを提訴したその1カ後、Universal MusicがDivXを訴えた。この著作権侵害訴訟は
今も続いている。
DivXがサイトの閉鎖を避けられたかもしれないチャンスが1つだけあった。Universal MusicはDivXに
対し、コンテンツを3000万ドルで提供すると申し出た。しかし、この申し出は却下されてしまった。
法的な問題以外に、Stage6の運営に「大きくのしかかるコスト」も、閉鎖の一因になったとDivXは
述べる。Halvorson氏は電話会議で「以前示したStage6運営コストは的中した。Stage6へのトラフィ
ックのおかげで売り上げをたてることはできたが…サイトの運営を継続するとなると、大きな財務
投資が必要になる」と述べた。
CNET Japan
URLリンク(japan.cnet.com)
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