08/02/23 19:48:55 wbwArSwK0
(続き)
春香:一応そのとおりね。じゃあ裁判所はどう?
律子:これはもう……裁判所の裁判官―判事は、司法試験の合格者の中から選
ばれるわ。司法試験は公務員試験以上に難しい(最近「ロースクール」とかでま
たややこしくなってるみたいだけど、よくわかんないわ)学力試験よね。あくま
でも法律についての専門的な知識とそれを使いこなす力を問われるんだから、や
っぱり「民主的」じゃないわね。
春香:うんうん。それじゃあ、国会と裁判所の―言葉は悪いけど―力関係は?
律子:(社長的に言えば「ティン」ときて)最高裁判所の、違憲立法審査権―
だっけ?
やよい:なんですかその「いけんりっちゃん心臓マヒ」って?
律子:「いけんりっぽうしんさけん」。憲法に違反している法律を、やめさせる
権限よ。たとえ国会が決めた法律でも、憲法に違反している、と裁判所が判断し
て、その判断が一番上の最高裁判所で確定しちゃったら、その法律は取り消され
ちゃうわけ。まあ、日本だとなかなかあることじゃないんだけど。
やよい:へー、そんなことできるんですか!
律子:春香が言いたいのは「民主的に選ばれた国会議員で構成された議会で、こ
れまた民主的に決められた法律を、民主的に選ばれたのではない裁判官たちが、
無効にすることができる」っていうこの仕組みは、果たして「民主的」だろうか
―ってこと?
春香:そうです!(にっこり)
律子:つまり「三権分立」ってのは、民主主義に対する制限でもある―民主的
に決めたんだったら、何でもオッケーじゃないってこと?
春香:そういう風に考えるといいと思います! そしてこのことは、さっきやよ
いが言ってた第9条の問題ともかかわってくるのよ。
やよい:えっ、そうなんですか?
春香:そう。うんと単純に話すけど、(黒くなって)たとえば日本で、国会、い
いえ、国民みんなが、ある国のことを「許せない」って思って、戦争を仕掛ける
ことに賛成して、それこそ民主的に、その国に対して戦争を仕掛けることが国会
で決まったとするわ。ところがここに第9条の壁が立ちふさがる。いくら民主的
に、国民みんなが「それがいい」と思って決めたことでも、ある種のこと、たと
えば日本の場合、よその国に戦争を仕掛けること、に対しては「ダメ」って憲法
が言うわけ。
やよい:じゃあ、憲法って民主主義の敵なんですか?
春香:(ニヤリ)いい質問ね。それについては、次回からよりつっこんで考えて
いくことにしましょう。(白くなって)では、今日はここまで。お疲れさまでし
た!
やよい:は、はい。起立、礼! ありがとうございました!
律子:ありがとうございました!
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