07/12/25 11:30:13 b6KMX2KT0
[ミド蘭の『FFⅣ・日記』 その4・それぞれのクリスマス]
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・・・町の中心の宿屋に行くと、カインが頬を涙で泣きはらしながら待っていた。
俺は、「よしよし^^」と抱きしめた。
カインは、一人ぼっちの興奮で、「フゥフゥ!」と息を荒げていたが、抱きしめているうちに落ち着いてきた。
普段は、竜騎士として、無類の強さを誇るカインであるが、
その竜騎士団長としての地位を守り、4人の妹たちの生活を維持していくために、ホモのラルス16世に体を預けてから、変わった。
その苦痛のラルス16世との時間の中で、カインはもう一つの別の人格を作り出していたのだ。
それが、
「2歳のカッちゃん」であった。
カッちゃんは、2歳であるが故に、何をされても何も分からない、知らない。
・・・そうして、カインは、カインとしての自我を保っていた。・・・