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北京五輪、大気汚染の改善は困難=国連報告書
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国連環境計画(UNEP)はこのほど、北京市の大気汚染は来年のオリンピック開催までに著しい
改善は見込めないと示した。この報告書は、来年のオリンピック開催に際し、中国が国際社会に
対して公約した環境改善の状況を査定したものである。
報告書では、北京市の大気汚染は、世界保健機構(WHO)が定めた安全ラインを下回っていると
指摘。国際オリンピック委員会のロゲ会長はこの前に、問題があまりにも深刻であれば、一部の
競技を遅らせる可能性を示唆した。
163ページに及ぶこの報告書は、2000年から2006年までに、中国当局が空気中の主要汚染物、
例えば、二酸化硫黄と一酸化炭素の減少に成功したが、2006年に状況が停滞した。空気中の
4大汚染物の含有量が上昇、あるいは下げ止まっているという。
報告書は、新たに発見された問題点を明らかにした。建築現場や、石炭ボイラー、砂嵐がもたらす
大気汚染である。関連の汚染物質の濃度は、2000年の水準に相当し、特定の時期において、WHO
が定めた安全ラインの3倍を超えているという。
国連環境計画のスポークスマンは、オリンピック組織委員会や、選手、観衆、北京市民はこれらの
問題を憂慮する権利を持っていると述べ、関連のデータは来年のオリンピックにどのような影響を
もたらすかについて、具体的な説明を避けた。
また、報告書は、来年8月の北京五輪までに、現地の大気汚染の状況は大きく改善する見込みは
ないことを明確にした。
WHOのクリザノフスキ医師は、BBCの取材で、「重度に汚染された空気中にいると、深刻な疾病を
誘発する恐れがある」と述べ、「心臓病患者は、(もし北京でのオリンピック観戦を計画している
ならば)、慎重に考え直すべきだ」と助言した。
世界銀行の調査報告によれば、全世界で最も環境汚染が深刻な20都市のうち、中国は16都市を
占めている。