08/05/23 15:27:51 zlovXbvP0
24 山師さん@トレード中 sage 2008/05/20(火) 21:07:45 ID:cbms30kn0
サイボウズ 青野慶久社長に聞く=一途に本業を追求
サイボウズ <4776.T> は創業10年目の若い企業。主力商品のグループウエアは、企業LAN(構内情報通信網)構築需要の波に乗り、
大企業を中心に着実に浸透。昨年の調査ではトップシェアを獲得した(注1)。就任4年目を迎えた青野慶久社長に新たな事業展開、抱負を聞いた。
―10年を振り返って。 青野社長 グループウエアのシェアで、ついにトップに立ったことは大きいが、私自身としては社長就任以来の3年間で
「本業深耕」という事業の本道にたどり着けたことが最大の成果。就任当初、まだ自身がプレーヤーの感覚で、会社の実態以上に幅広い事業分野で
成功できそうな誤解をしていた。そのために生じた間違いを徐々に修正し、最近やっと、「本業のグループウエアで勝負する」ということを力強く打ち出せるようになった。
―今後の事業展開は。 青野社長 グループウエアで世界のトップシェアを占めることが究極の目標。それに限れば、マイクロソフトにもIBMにも負けないという覚悟で、
一途(いちず)に本業を追求する会社でありたい。国内での販売は、ウェブサイトでの直販、パートナー企業との協業など、あらゆるルートを試してきた。
昨年から始めた個人・小規模法人向けの店頭販売は、まだプロモーション不足か、いま一歩の感がある。しかし、マーケティングデータが入手できたので、
今後の展開への見通しはついた。海外の販売は、子会社を設立した上海を手始めに、在外日系法人向け中心に展開している。アジア方面での販売は順調で、
一昨年設立に参加したMIJS(注2)との連携も有効に機能している。今後は、欧米方面にも順次この流れを広げていきたい。
―経営指標と人材育成について。 青野社長 中・長期の目標数値は公表していないが、単独のグループウエア事業で目指している指標は、
売上高の2ケタ成長と経常利益率20%を継続的に維持することだ。人材面では、今年3月に設立した松山事業所や、ベトナムのパートナー企業での製品開発も順調で、
多様な人材確保の選択肢が確立した。社員育成のため、月1回の泊まり込み研修を含め、直接対話の機会を多く持つなど、ともどもに成長する組織を目指している。