07/10/08 13:56:17 1BD+2xjI0
>>878
pgpだって暗号化の基本は同じだが?
データの暗号化には概ね128~1024ビット長の暗号化鍵を利用している。
そしてその暗号化鍵はシードという乱数生成して、それから生成される。
暗号化されたデータを復号するには、暗号化したときに使われたこの
暗号化鍵が必要になる。
ここまでは、TCだろうがpgpだろうが同じ。
では、この暗号化鍵をどう保存して、どういう形で利用者に使用してもらうか?
ここからが各種ソフトの実装の違いになってくる。
暗号化鍵を復号時に直接入力することは非現実的だよね。(数百ビットのバイナリデータだから)
またこの暗号化鍵をどこかに記録しておくにしても、それが盗まれる危険性もある。
そこでこの暗号化鍵を、さらに暗号化して記録しておくわけ。 その暗号化する時に使われるのが
パスフレーズ。
生の暗号化鍵が盗まれた場合は、新しい鍵でデータの再暗号化が必要となるが、この方式では
ディスク上のデータからは生の暗号化鍵は見つけられない。
パスフレーズを盗まれた場合は、別のパスフレーズで暗号化鍵を暗号化し直すだけですむ。