08/09/10 22:59:38 jXmEAa6A0
つまり、この書評は小谷野の「禁煙ファシズム」論を、いっさい批判できていません。
むしろ、手も足も出ていない。そもそも仮説とは反証されるために存在し、実験とは
批判的に検証されるためにするものであるというのが「科学」が「科学」である
ための要件（５）ですが、対象への批判的視点を欠き、科学を金科玉条のようにしか
扱えない知性の欠如が、こうした稚拙極まりない論評に結びついたのだと思われます。
ただし、このエンストローム論文にしろ、ワイネフがやり玉に挙げている
「携帯電話云々」のエピソードにしろ、小谷野の記述には揚げ足取りのネタになる
ような粗雑なものが多く、もしそれが「釣り」なのであれば、小谷野はそうした
細かい批判にはきちんと答えるべきでしょう。
ミクシィ内の禁煙ファシズムについては、私の管理するコミュニティ
（６）でも詳細に研究を行う予定です。
（１）URLﾘﾝｸ(mixi.jp)
（２）URLﾘﾝｸ(mixi.jp)
（３）URLﾘﾝｸ(nayaseka.exblog.jp)
（４）山口定『ファシズム』（1992,有斐閣選書）p20
（５）URLﾘﾝｸ(www.ne.jp)
（６）URLﾘﾝｸ(mixi.jp)
（2006/11/1/21:25 一部加筆訂正）
（2006/11/2/18:18 一部加筆。誤記訂正）
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