10/01/24 09:29:04
>>513
一方、攻撃手法として確立してしまった
ドライブ・バイ・ダウンロードは、
ますます嫌な進化を続け、
8080ポートへのリバースプロキシを悪用した攻撃が
水面下で進行していました。
この攻撃は、細かいスパンで切り替わる
5基のラウンドロビンを使った大量のドメイン投入で、
名称がつけられないまま 8080(仮)として、
延々とラウンドロビンを差し替えながら
感染ノードを増やしていました。
やがて、この 8080系も姿を消したかに見えた矢先の
2009年11月、
ScanSafeとKasperskyが突然アラートを発し、
「Gumblar復活」の烽火を上げたのです。
この新しいGumblar(Gumblar.X)は、
以前の gumblarよりも更に洗練された攻撃で、
その恐ろしく緻密に計算された陥落サイト群のヒエラルキー構成により、
幾つものBOTが、複数の役目を絡み合いながら機能する、
超並列Botサーバとなっていました。
しかし、この攻撃に使用されていた脆弱性は、
既に塞がれていたものばかりで、
これまで散々脅されていたユーザは
きちんと Adobe系の穴を塞いでいたため、
それほど深刻な事態にはなりませんでした。