10/01/24 09:23:48
>>511
ここで重要なことは従来言われていた
「怪しいサイトにいかなければ大丈夫」という神話が
崩壊したことです。
普通一般のどこにでもあるサイトが
ある日突然、陥落して毒を吐き出すようになる
というのは想像すらしていなかった
攻撃ベクトルになりました。
その後、94.247.2.195は応答停止となり、
終焉したかにおもわれましたが、
わずかのブランクの後、
初代Gumblar(Gumblar/Martuz)として凱旋してきました。
このとき、初めて事態の深刻さがわかりました。
初期の zlkon の攻撃時に「インストール」されていたマルウェアは
潜伏中に感染ノードからありとあらゆる情報を盗み、
一番有効な撹拌手段として、
FTPアカウントを盗んでサイトを改ざんし、
さらに感染者を増やすというねずみ講的手法に転じたのです。
しかも、このねずみ講には、大きな違いがありました。
zlkon.lv時代になかった
「感染しない環境には普通のコードを返す」という
逆発想的rootkit手法を導入したのです。
更にはIP制限により、一度マルウェアをダウンロードした相手には
一定期間配布しないという「ケチ政策」も施行されました。