09/02/05 00:26:01
●情報漏えいとサーチエンジンが生み出した“名寄せ”大衆化のリスク 第一回 名寄せインフラの成立 (NetSecurity,1/27)
URLリンク(www.netsecurity.ne.jp)
○大衆化した名寄せ作業
単に自分の名前がネット上に記載されているだけでは、大きな問題ではない。
問題は、断片的な情報が集積されて(名寄せされて)、より確からしい個人情報に近づいていくことで、リスクが顕在化することだ。
どこかの情報漏えいで流出した氏名が、勤務先とリンクされたことで、炎上、大爆発した例は多い。
インターネットが普及・大衆化するまで名寄せは、金融機関を除くと、興信所や名簿屋、職員録や紳士録を製作する会社、DMなどを扱うマーケティング企業が行う特殊な作業だった。
この作業が、インターネットを活用することで、誰にでもできるようになった。
要因としては、
(1) 個人情報関連資料のネット上への掲載
(2) サーチエンジン技術の進化
(3) 個人情報漏えい
の3つがあるだろう。
個人情報が、同窓会名簿やブログ等の形で大量にWebに記載され、それを検索するサーチエンジンが高度に進化することで、
インターネットが誰にでも利用できる名寄せのインフラとして機能をはじめたことを書いた。
●情報漏えいとサーチエンジンが生み出した“名寄せ”大衆化のリスク 第二回 麻痺したプライバシー(NetSecurity,2/3)
URLリンク(www.netsecurity.ne.jp)
○単純だが、有効な対策は
(1) 自分のフルネーム、氏名をネットに記載しない
(2) ネットでの発言には氏名ではなくハンドルネームを使う
(3) 他人の氏名をブログやSNSに書かない
それよりも、最近規制対象として浮上しているプロフの方が問題だ。
プロフは個人情報そのものであり、始末に負えないことに、本人がその個人情報に対する確からしさの承認を与えている。