09/12/22 22:50:24
首都圏の鉄道の運休や遅れの本数が昨年度、4万600本に達し、その半数以上が
自殺に起因することが、国土交通省の調査で明らかになった。
同省は21日、JR東日本や東京メトロなど首都圏の主要12社を集め、自殺防止に
有効とされる「青色照明」の検証などを呼びかけた。
調査は、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で、列車の運休や30分以上の遅れに
つながった輸送障害のデータを原因別にまとめた。
全国の輸送障害は2008年度、07年度から1000本ほど減ったものの、
首都圏だけで見ると4400本も増加。
首都圏での原因トップは「自殺」で、07年度から2900本増えて2万1100本に
上った。
自殺に次いで多かった「信号設備などの故障」によるものは7200本だった。
トラブルそのものの件数は、05年度をピークに徐々に減っており、08年度は
前年度より20件少ない679件だった。
ただ、自殺の場合、08年度は前年度より19件多い307件となるなど、
ほかの原因によるトラブル件数が減る中で唯一増え続けている。
私鉄関係者は「自殺の場合、発生後の対応に時間がかかり、影響本数が多くなってしまう
傾向がある」と話している。
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