09/08/30 02:15:37
面白い。こんな話を思い出したよ。
有名なフリーソフトの作者が自作ソフトウェアのダウンロードが10万を超えて、
コンピューター雑誌に毎週載るようになった頃、
会社の管理職に、「作者は私です」って伝えたんだってさ。
その人の思惑としてはダウンロード数から宣伝効果もあるし、
話の展開しだいでは仕事として開発を続けたいっていう気持ちがあったんだって。
そしたら管理職が最初にした質問が
「開発プロセスは何ですか?」で次は「テストツールは?」、
「仕様書はWord?Excel?」とか聞かれたらしいけれど、
もちろん個人の開発でそんなのきちんと作るわけが無い。
それはオープンソースにかかわる人やフリーソフト作者達の間では常識なのだが、
でもその常識は日本では全然広まっておらず、
逆にこんな酷い作りのものを会社の名前で出せるわけが無いという判断をされたという。
彼は「どこの世界のオープンソースプロジェクトで
コメントがきちんと書いてあるコードがあるんですか?」などと
数々の反論を試みたが、仕事でしかプログラムを行わない技術者との
考え方は違いすぎていて、結局恥をかかされた格好となり会社を辞めてしまった。
それくらい認識にずれがあるっていう話。
管理職の人たちは、コードなんて一行も読み書きできないくせに
クラウドとかアジャイルとか用語だけには敏感だから
オープンソースの開発手法として是非、広めてほしいね。