07/07/31 01:26:44
東京新聞:ルポ 課題を追う ’07参院選 <3>格差社会 働いても貧困『使い捨てか』:神奈川(TOKYO Web)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
横浜市鶴見区の男性(31)は昨年冬、六年間続けたIT(情報技術)関連の派遣の仕事を辞めた。
「辞めたというより、激務と心労で体が動かずうつ状態になり、仕事に行けなくなってしまった」と
男性は振り返る。プログラマーとして、朝七時から午前零時まで、派遣先の会社でシステムのプログラムや
テストをこなした。家に帰れば、疲れた体を一刻も早く横たえるだけ。二-三カ月の派遣期間の合間は、
求職活動と工事現場などの肉体労働でつないだ。
過酷な生活にもかかわらず、この六年間の年収は百五十万-二百万円。実家暮らしのため、
月五万円を両親に払うと、手元に残るのは多くても月十万余。たった三万円の月もあった。
「貯金はなし。国民健康保険料も払えず、十割負担になった持病の通院費も出せなくなった。情けなかった」
・・・(中略)・・・
ワーキングプア 働きながらも、年間の収入が生活保護水準(東京都区部の3人家族世帯で約200万円)に
満たない人のこと。「働く貧困層」といわれ、2005年には全給与所得者の21.8%を占めた。
明確な年収の基準はなく首都圏青年ユニオンでは、年収270万円程度以下の単身者でもワーキングプアと
みなしている。
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