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『理系白書 この国を静かに支える人たち』
日本はモノづくりで生きてきました。支えてきたのは、確かな科学・技術の力と、それを生み出した理系人です。しかし、その重要性に反して、
彼らの実態はほとんど知られていなければ関心も持たれていません。日本社会は彼らを「黒子」として扱い、ときには無視してきたのです。
第1章 文系の王国
報われない理系出身者
生涯賃金の格差、家一軒分=五〇〇〇万円
霞が関に昇進不文律「技官の出世は局長止まり」
理系官僚六割「人事が不満」--毎日新聞調査
政界、財界も「トップは文系」
第2章 権利に目覚めた技術者たち
「奴隷はもうごめん」
理系哀歌
家族のためと いいながら 一生懸命 働けど 帰りはいつも
午前さま 土日の出勤 当たり前 たまの休みが 取れたとて
技術の進歩に おくれじと 書斎にこもる 他に無し 我が子と遊ぶ
ひまも無し いきがいは 研究なんだと いいきかせ 今日も会社に
つとめるが 実は違うと しっている 今さら転職 恐いだけ
思えば学生 時代から ろくに遊べぬ 毎日よ 頑ばりゃ後で
得すると 馬鹿な妄想 支えにし 学んだ結果が こうなのか
遊んだ奴が 馬鹿にする 専門馬鹿と 言ってくる 悔しいけれど
本当だ 研究以外 能が無い 学校も 職場も女は 姿無し
恋を一度も 知らぬまま ふと気がつけば 三十路過ぎ
なんとか見合いで 結婚す 嗚呼 高校時代に 帰りたい
理系クラスに はいらねば 我の人生 くさらじと
思うは 敗者の 戯言か