07/08/06 14:13:31
PayPalによるオンライン小額支払いシェア独占の時代が、急速に変化しつつある。1年と少し前、
Googleが「Checkout」サービスを発表した。1つのアカウントでさまざまなオンラインショップの品物を購
入する手段として、人気が高まってきている。今度は、Amazon.comが米国時間8月3日、同社アカウント
の信用証明と支払い情報を使用して品物やサービスを購入できる、独自の払いサービスを発表した。
この新サービスは「Flexible Payment Service」(FPS)と呼ばれ、導入を希望する開発者向けに招待
者専用APIが用意される。ユーザーにとっては、どんな意味があるのだろうか?Amazon.comのアカウン
トを取得すると、オンラインショッピングをする際に、別途ログイン作業を行ったり個人情報を購入元サ
イトに提出したりしなくてもよくなるということである。Amazon.comのユーザー数と、今回のウェブショッピ
ングモデルが持つワンクリックという特色を考えると、これは一大事である。
もちろん無料ではない。ユーザーにもショッピングサイトにも初期費用は発生しないが、取引ごとにわ
ずかな料金が徴収される。手数料率はFPSの情報ページに掲載されているが、ざっと見た限り、小額
取引時にはGoogleのCheckoutやPayPalよりもお得なようだ。
請求サービスのFreshBooksも、AmazonのFPSをいち早く取り入れるサイトの1つである。Amazonがベ
ータサービスを公開する2007年9月には、さらに多くのサイトが対応するだろう。
URLリンク(japan.cnet.com)