Active Basic スレat PROGActive Basic スレ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト78:仕様書無しさん 06/03/06 14:01:52 とにかく目張りをして、いよいよ決行の最終準備に入った。 「死神」には気づかれないように、果物ナイフを懐に忍ばせた。 いよいよ練炭に着火だ。もう後戻りはできない。車の後ろ奥に七輪を据え置き、ろうそくの炎を一つ目の練炭にくぐらせた。 しばらくその姿勢を保ち着実に火がはいるのを待つ。 「みんなは何で死ぬのさ。」 突如、「死神」が訪ねた。 「それは聞かないはずでは。。。」 俺は言葉を返したが、「出戻女」は低い声で話し始めた。 「体目当ての男にだまされた上で、弟の借金背負わされ他のさ。」 面倒くさそうに話す。当然だ。もう話もしたくないほど嫌な目にあってきたのだから。よけいなことはくべきではないのに、 「死神、もういいだろ、静かにお迎えを待とう。」 突如として「死神」は何もいわず扉を開けようとする。 「ちょっと、あんた何する気!!」 「出戻女」が叫ぶ。今が肝心なときだ。ドアを開けられては、大事な一酸化炭素が抜けてしまう。 踏ん切りがつき、気持ちを落ち着かせようとしているこのときになって脱落者がでては困る。 しかも、通報されてしまっては、まだ、十分なガスがたまっていないのに、発見されて妨害されるであろう。 その後の方が悲惨だ。完全に致死してしまっていれば、もう何も俺達には関係ない。俺も叫んだ。 「おい、おまえ!! 俺達をなんだと思っていたんだ。お前ももう抜けられないんだぞ。覚悟したはずだろ。」 しかし、「死神」はあたふたしながら、 「ふざけるな、女を抱けないっていうなら、こんなところ退散だ。つきあってられるか、暗い人種と!!」 そう言って力を込めてドアを開けようとする。一部の目張りも剥がれ始めた。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch