07/11/18 19:31:38 ltAGACAE
>>590
だから、乾燥後の発色なんだよ
エレコムがどーのこーのではなくて、一般的には
希釈率の高い(染料に対して水などが多い)インクは、例えばコピー用紙に
垂らした直後に比べて、乾燥すると随分と薄くなる。
逆に”濃い”インクは、乾燥後との乖離が少ない。
頭の中で考えるだけでも想像できるだろうが、実際に試すとよく解る。
これはペンキなどでも同じ原理で、塗った直後は溶剤が揮発していないから
濃く見えるけど溶剤が飛んでしまえば、見た目の濃度は落ちる。
白いフェルト地に染みんだ状態ってのは乾燥もしていなければ、溶剤込みで
見ているわけだから、当然、乾燥後の発色状態ではない。
少し乱暴な例えだが、
6色機などで使われる”フォト or ライト”系のインクを最終的な発色が同じようにする
方法は2つある。
一つは、濃いインクを希釈する方法。
マゼンタなら希釈することによって”ピンク”に近い色味になる。
もう一つは、最初から”ピンク”に発色する染料を使う方法。
この2つのインクの希釈率やら何からなにまでがソコソコバランス的に同じような
色味に発色したとして・・・
乾燥前のインクの状態を見れば(勿論、白いフェルト地に染みんだ状態も)
明らかに、前者、つまり”濃い”インクを希釈した方が”濃く”見える。