07/05/05 10:10:24
>>340
最初から仕様を決定するウォーターフロー的な開発は現代に合わない。
アジャイル開発手法においては、開発対象を多数の小さな機能に分割し、
1つの反復 (イテレーション) で1機能を開発する(⇒反復型開発)。 こ
の反復のサイクルを継続して行い、1つずつ機能を追加開発してゆくのである。
おのおのの反復は、小規模なソフトウェア開発プロジェクトに似ている。
各反復では、それまでに開発した成果物に1つの小さな機能を追加する。
計画、要求分析、設計、実装(コーディング)、テスト、文書化といった、
ソフトウェアプロジェクトに要する全ての工程を、1つの反復内で行う。
場合によっては、1つの反復内で開発すると計画していたソフトウェア機能を、
必ずしも期間内で充分に実現できるとは限らない。 このように時にはうまくゆかない反復もあるが、
アジャイル開発手法では、各反復が終了するごとに、機能追加された新しいソフトウェア (ビルド) を
リリースすることを目指す。 各反復が終了するごとに、プロジェクトチームは、
プロジェクトにおける優先度を評価し直す。