09/07/28 03:34:22
「メタボ症候群」Tリンパ球が原因
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
東大グループ解明、治療薬開発に道
内臓に脂肪がたまると、そこに体内で免疫を担う「Tリンパ球」が集まって炎症を引き起こし、
高血糖などのメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)につながることを、東京大学の
永井良三教授らのグループがマウスを使った実験で突き止めた。
Tリンパ球の働きを抑えるメタボ治療薬の開発に道を開くと期待される。26日発行の米科学誌
ネイチャー・メディシン(電子版)に発表した。
永井教授らは、高脂肪食で太ったマウスの脂肪組織に「CD8陽性T細胞」とよばれるTリンパ球が
集まり、炎症を引き起こすことを確認。このTリンパ球の働きを抑えたところ、炎症が改善し、
インスリンの働きもよくなって血糖値が下がった。Tリンパ球を持たないマウスに高脂肪食を与え
ても、炎症は起きなかった。
永井教授は「Tリンパ球の働きをうまくコントロールする薬を開発できれば、メタボリックシン
ドロームに伴う生活習慣病などの治療に役立つだろう」と話す。
(2009年7月27日 読売新聞)