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「iPhone 4」アンテナ問題への対応の一環なのか、米国Appleがまたもや「耳をふさぐ」手を打った。消費者団体が発行するレポート
「Consumer Reports」がiPhone 4を「推奨できない」と評価した件に言及するスレッドを、自社のサポート掲示板から削除したのである。
Appleファンサイトの「TUAW」が調べたところ、Consumer ReportsによるiPhone 4の実験結果に触れたスレッドは5件存在したという。
だが、現在これらにアクセスしようとしても、Appleのサイトにはエラー・メッセージが出る。検索エンジン「Bing」には同スレッドのうち
1件のキャッシュが残っており、そこにはiPhone 4アンテナ問題に関するConsumer Reportsのブログ記事へのリンクや、同レポートの
信ぴょう性に対する議論が含まれていた。
Consumer Reportsは7月12日、iPhone 4の受信感度についての実験を行った結果、同製品の購入は薦められないと発表して人々に
ショックを与えた。同団体は、アンテナが埋め込まれている本体左下隅を手で覆うようにiPhone 4を持つと、信号受信感度が著しく
低下することを確認したという。Consumer Reportsは、iPhone 4のその他の機能についてはべた褒めしており、既存のスマートフォン
の中では最高点をつけているが、それでも同製品を推奨することはできないと述べている。
Appleがこうした議論を握りつぶそうとしているのはなぜなのか。ある掲示板ユーザーは、この種のトピックがフォーラム利用規定に
抵触するからだと推測している。確かに同社の規定では、「Appleの方針や行為、もしくはAppleの決定に関する憶測」をはじめとする
「非技術的なトピックの提案」は禁止されている。
とはいえ、他方ではAppleの「App Store」承認プロセスが掲示板の議題になっているなど、矛盾や例外が存在しているのも確かだ。
例えば、iPhone 4のアンテナ問題の解決法や、iPhone 4とHTC「EVO 4G」の比較といったスレッドはいまだに残っている。
その一方で、技術的なトピックが削除対象となる場合もある。2007年には、「iMac」の画面が消える問題に関して新たにコメントを
つけられなくなり、その後のスレッドが消されるという事態が発生した。
URLリンク(www.computerworld.jp)