10/06/01 22:50:23
これまでGoogleが大っぴらに、Windowsのない未来を望むと言ったことはないと思うが、でもそう考えていることは確かだ。
しかし、そう考えているとしても、Googleの社内でWindowsは相当数使われているはずだから、本気でそれに取り組むのは難しい。
でも今後は、そうではなくなるかもしれない。
今夜のFinancial Timesの記事(米国時間5/31)によると、Googleは社内でも優勢だったMicrosoftのオペレーティングシステムを、
今後社員たちが使わないようにし向けていくという。というか、その記事には、”今年の新入社員から、
AppleのMacまたはLinuxをオペレーティングシステムとするPCのどちらかを使わなければならない“、とある。
そして自分のコンピュータでWindowsを使いたい者は、最高役員であるCIOの許可を要する。
記事のニュースソースが複数の匿名の社員だから、Googleがこの話を公式には否定することもありえるが、しかし事実であってもおかしくはない。
今年の初めに起きた悪名高き中国のハッカー攻撃事件(そしてそれが中国撤退につながった)は、Windowsの脆弱性が原因だとGoogleは信じている。
穴を一つふさいでも、まだほかの穴がたくさんあるから、類似の事件がまた起きる可能性もある、とGoogleは当然考えているだろう。
だから、ユーザにとってもハッカーにとってもなじみの薄い(そしてセキュリティが良好と思われる)OS?OS XとLinux?に切り換えたほうがよい、
と彼らは考えたのだ。それが、今回の策につながったのだろう。
Googleはここ数年ずっと、Microsoftを標的にしている。
Google Docs、Gmail、Chromeなどは、明らかにMicrosoftの製品を意識している。
Androidすら最初はWindowsたたきの製品だと思われていた(敵はWindows Mobile、目的はMicrosoftをモバイルの世界から締め出すことだ)。
やがて登場するChrome OSも、やはりWindowsを食うことをねらっている。
URLリンク(jp.techcrunch.com)