10/04/13 21:33:32
米国Appleの「iPhone」ファンにとって、次期OS「iPhone OS 4」の発表はビッグ・ニュースだった。
新しいOSでは、マルチタスク操作や壁紙の設定、ホーム画面へのフォルダ配置といった基本的なことができるようになるからだ。
だが、iPhone以外のスマートフォンの間では、うこれらの機能は目新しいものではない。実際のところ、iPhone OS 4
(Apple CEOのジョブズ氏は、このOSを「見事な」「すばらしい」「魅力的な」とほめちぎっていた)が提供する機能の大半は、
以前からAndroidデバイスで使えていたものばかりである。
したがって、iPhone OS 4が単独で、モバイル市場で急伸を見せるAndroidデバイスの大きな脅威になることはないだろう。
それではiPhone OS 4の新機能について、Androidの対応状況を見てみよう。
iPhone OS 4の目玉機能であるマルチタスクは、すでにAndroidエクスペリエンスの重要な要素となっている。ジョブズ氏は、
iPhone OS 4のマルチタスク・インタフェースが「ベストだ」と主張するかもしれないが、この“新機能”搭載によってAndroidの
勢いに歯止めをかけられたら驚きである。
しかも、iPhone OS 4のマルチタスク機能は、Appleによって慎重に選ばれた一部タスクでのみ有効であることを考えれば
なおさらだ。マルチタスク機能は、「ユーザー・エクスペリエンス向上」という美名のもとに提供されるかもしれないが、
あくまでユーザーにできることを制限することで実現されるのだ。これに対し、Androidではこうした制限を設けないための
工夫が凝らされている。