10/03/16 20:38:40
米国Appleが、携帯電話による電磁波被曝量を最小限に抑えることを目的とした「iPhone」アプリケーションの「iTunes App Store」
への掲載を拒否したという。このiPhoneアプリは、このiPhoneアプリは、イスラエルのTawkonが1年半をかけて開発し、同ストアを
通じて5ドルから10ドルで販売しようとしていた。
技術系ブログの「TechCrunch」が3月4日に第一報を報じ、翌5日にはWashington PostがTawkonの共同創業者ギル・フライドランダー氏
の発言をこう引用した。「別に(このアプリは)iPhoneユーザーに使うのをやめるように訴えているわけではない。あくまで自己責任で使う
ようアドバイスしているだけだ」。
フライドランダー氏はAppleから掲載拒否の理由として、「すばらしいインタフェースだが、電磁波レベルについての情報がユーザーを
混乱させる恐れがある」と言われたという。「どのコンテンツを掲載するかは、Appleの独断で決まることがはっきりした」と同氏は不満げに
述べている。
Washington Postによると、Appleの広報担当者は本件についてのコメントを拒否したという。Tawkonの特許申請中の技術「RRI」は、
電磁波レベルが一定のしきい値を超えるとユーザーに警告を発し、被曝量を減らすよう、通話の邪魔にならない程度のシンプルな
指示を与えるというものだ。
同アプリは、スマートフォンに内蔵されているBluetooth機能や加速度/傾きセンサー、GPSやコンパス(方位センサー)などを利用する。
さらに、RRIは数値精度を高めるために、ユーザーの携帯電話のSAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)値、携帯電話基地局の
カバー・エリア、現在位置、各種環境条件、また、通話中かどうかについて情報をリアルタイムに収集/分析するという。
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