10/03/04 20:44:24
米Microsoftのライバルで構成される欧州のロビー活動団体が、各国の競争政策当局に対し、同社が欧州で提供している
「ブラウザ選択画面」を世界中に拡大させるよう呼び掛けている。
Microsoftは3月1日から、欧州での独禁法訴訟への対応として、ユーザーがInternet Explorer(IE)以外のWebブラウザを
選べる「ブラウザ選択画面」を提示し始めた。
ECIS(European Committee for Interoperable Systems)はこれを受け、各国の政府機関に「世界中のユーザーにブラウザの
選択という恩恵を与える」よう求める声明文を出した。欧州委員会のようにMicrosoftに圧力をかけて、ほかの国でもブラウザ
選択画面を提供させるよう訴えている。
「この欧州での取り組み(ブラウザ選択画面)は競争を促進するだろうが、IEと緊密に統合されたOSが搭載されている世界の
コンピュータのほとんどが取り残されている。世界中の競争政策当局に対して、欧州での出来事をつぶさに見て、消費者の
ために行動することを求める」とECISの法務顧問トーマス・ビニエ氏は述べている。
ECISにはOpera Software、Adobe Systems、IBM、Nokiaなどが加盟している。
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