10/02/25 22:23:34
Linus Torvalds氏は2月24日(米国時間)、Linuxカーネル2.6.33のリリースを発表した。
最大の変更点はNVIDIAグラフィックカード用ドライバ「Nouveau」の実装で、そのほかDRBD(Distributed Replicated Block Device)サポート、
Perfツールの改善などが挙げられる。
NVIDIAドライバのNouveauは、もともとRed Hatを中心とする有志メンバーによるプロジェクトから派生した成果物で、
Linux用にドライバを公開していないNVIDIAのカードをリバースエンジニアリングし、Linux + NVIDIAの環境でもスムースな
2D/3Dアクセラレーションを実現するもの。
今回、Linus Torvalds氏がもっとも実装を熱望していた機能である。
なお、このプロジェクトにはNVIDIAはいっさい絡んでいない。
今回からカーネルベースでサポートされることになった分散ストレージシステムDRBDは、データのミラーリングを行うOSSで、
可用性の高いクラスタをネットワークを介して構成することが可能になる。
その名の通り、ブロックデバイスでミラーリングの場所を指定する。
その他、変わったところとしては任天堂の「Wii」と「ゲームキューブ」もサポートされている。
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