10/02/04 17:34:07
米国の調査会社ABI Researchは、このほど発表したレポートのなかで、2009年第4四半期のスマートフォン市場における
iPhoneの市場シェアが減少したことを明らかにした。
ABI Researchによれば、第4四半期のスマートフォン市場は、NokiaやMotorolaなどのメーカーが数多くの新製品を投入した
ことや、Android搭載端末がモバイル市場で新たな波を起こし始めたことなどから26%の伸びを示した。こうした背景を受け、
iPhoneのシェアは第3四半期の18%から16.6%に低下した。
だが、iPhoneの販売台数は伸びている。2009年第4四半期のiPhoneの販売台数は870万台であり、第3四半期に比べて18%
増えた。スマートフォン市場の成長とともにiPhoneのユーザー数も拡大している。
参入企業の増加によって市場が細分化されたという理由で、iPhoneの販売台数の伸び率が業界全体の伸び率を下回った。
しかし、スマートフォン市場におけるAppleの地位はまったく揺らいでいない。
Appleは、スマートフォン市場のトレンドを決定づけている。同社は、iPhoneの周囲に活気あふれるエコシステムを作り上げて
おり、現在のところ、この分野で同社に匹敵する企業は存在しない。ユーザー数もアプリケーションの種類も増え続けている
という事実を踏まえれば、市場シェアだけでは全体像はつかめないことは明白だ。
URLリンク(www.computerworld.jp)