10/01/26 23:36:35
GoogleのChrome OSがNetbookに搭載されるのは2010年末ごろだが、同OSがMicrosoftを打倒しようとしていることが次第に明らかになっている。
Chrome担当の主任エンジニアは、Windowsに組み込まれているWindows Media Player(WMP)と似た機能を持つメディアプレーヤーをChrome OS
およびChromeブラウザに統合するとArs Technicaに語った。
同OSには、Chromeブラウザ内で動作するフル機能のメディアプレーヤーが搭載されるようだ。同ブラウザは最近、全世界のユーザー数でAppleの
Safariを追い越し、約5%のシェアを獲得した。
Chrome OSプロジェクトのエンジニアリングディレクター、マシュー・パパキポス氏はArs Technicaの長文インタビューで次のように語っている。
「われわれが取り組んでいるもう1つの大きな要素は、メディアプレーヤーをChromeとChrome OSに統合することだ。ある意味では、WMPに相当するものを
Chromeに組み込む」
Googleはかねて、Chrome OSを高速にオンラインに接続できる高速・軽量プラットフォームにして、ChromeブラウザをWebアプリを起動する「発射台」にする
意向を明確にしてきた。これは、Windowsプラットフォームとローカルにダウンロードされたアプリケーションを組み合わせたMicrosoftのモデルの代替選択肢となる。
Webベースのメディアプレーヤーの統合計画が明らかになったことで、Googleが完全に「WindowsをオープンソースのWebベースプラットフォームにしたような
もの」を考えていることが浮き彫りになった。
Googleが従来のデスクトップコンピューティングのパラダイムから解放しようと考えているのは、メディアプレーヤーだけではない。パパキポス氏は、Chrome OS
では、Webアプリが「mailto」リンクやファイルタイプを処理できるようにする方法に取り組んでいるとも語っている。
もしもGoogleがChrome OSで成功し、Acer、ASUS、Hewlett-Packard、Lenovoなどのパートナーに同OS搭載機を販売してもらうことができれば、それは大きな
快挙であり、Red HatやUbuntuなどのLinuxプラットフォームにあまり脅威を感じていないMicrosoftに対する挑戦状にもなる。
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