09/10/23 21:03:42
フィンランドのNokiaは22日、米Appleに対して、米国デラウェア連邦地裁に特許侵害訴訟を起こしたと発表した。
Nokiaは、Apple社のiPhoneが、NokiaのGSM、UMTS、無線LAN標準規格に関連した特許を侵害していると主張している。
Nokiaによると、訴訟で提起した特許10個は、いずれもGSM、UMTS(3G W-CDMA)、無線LAN標準規格のいずれかと
互換性を持つデバイス作成に必要な技術であり、これらの特許は、無線データ通信、音声符号化、セキュリティー、
暗号を扱っているとしている。そして、2007年に初代のiPhoneが発表されて以来、すべてのモデルが特許侵害を行っている
と主張している。
Appleを提訴した理由について、Nokiaの法知的財産権担当バイスプレジデントであるIlkka Rahnasto氏は、「携帯電話業界の
基本原則は、標準規格を確立するためのテクノロジー開発に貢献した企業は知的財産を創造しており、これに対して他社は
支払いをもって補償しなければならないとされている。Appleもまた、この原則に従うことが期待されている。Nokiaの知的財産権に
対する妥当な料金について合意を拒むことによって、AppleはNokiaのイノベーションにただ乗りしようとしている」と、Apple社を
厳しく批判している。
URLリンク(internet.watch.impress.co.jp)