09/03/16 12:21:37
言論の自由を掲げる国境なき記者団(RSF)は3月12日、人権団体Amnesty Internationalと
共同で、インターネットの検閲などで言論の自由を脅かす「インターネットの敵」リストを
発表した。
ネットの敵として挙げられたのは、ミャンマー、中国、キューバ、エジプト、イラン、北朝鮮、
サウジアラビア、シリア、チュニジア、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ベトナムの12カ国。
いずれも「国民が『望ましくない』オンライン情報にアクセスするのを防ぐため、インター
ネットをイントラネットに変えている」とRSFは批判している。「これら国家は、オンラインの
ニュースや情報を検閲する能力ばかりでなく、問題のあるインターネットユーザーを事実上
組織的に迫害していることにおいても際立っている」
またRSFは、「一般参加型検閲」が行われていると指摘。例として、中国政府が北京五輪の
際に、インターネットユーザーに報酬を支払って、オンラインに政府を支持する書き込みを
依頼したことを挙げている。
またRSFは、乱用につながる可能性のあるネット対策を取っている国を「監視対象」として
挙げている。特にオーストラリアと韓国は最近、オンラインでの表現の自由を脅かしかねない
対策を導入したと同団体は述べている。オーストラリアはISPにフィルタリングを義務付ける
法案を検討しており、韓国では先日、Lehman Brothers破たんとウォン暴落を予測したブロガー
が逮捕されている。このほか監視対象として挙がっているのは、バーレーン、ベラルーシ、
エリトリア、マレーシア、スリランカ、タイ、UAE、イエメン、ジンバブエ。
また、現在70人がオンライン投稿が原因で当局に拘束されており、最も数が多いのは中国。
それにベトナムとイランが続くという。
URLリンク(www.itmedia.co.jp)