09/01/17 21:31:06
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は16日、パソコンソフト最大手の米マイクロソフトが、
同社の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」に、ブラウザー(閲覧ソフト)市場で最大のシェアを持つ「イン
ターネット・エクスプローラー(IE)」を抱き合わせ販売し、EU競争法(独占禁止法)に違反した疑いが
あるとして、疑問点をただす異議告知書を送付したことを明らかにした。
欧州委は2004年、OS市場での支配的地位を乱用し、音楽・映像再生ソフト「メディア・プレーヤー」
をウィンドウズに抱き合わせ販売したとして、同社に是正命令を出した。
欧州第1審裁判所(ルクセンブルク)は07年9月、欧州委の立場を支持する判決を下している。
欧州委はIEについて、第1審裁の判決に基づき異議告知書を送付したと説明。同社はそうした行為
によって、技術革新を阻害するととともに、消費者の選択を狭めていると指摘している。
同社は告知書受領後、8週間以内に文書で反論する権利があるほか、聴聞会の開催を求めること
ができる。
独禁法違反が確定すれば、同社は巨額の制裁金を支払った上、抱き合わせ販売の差し止めを命じ
られる可能性がある。
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