09/01/13 21:13:31
(>>1の続き)
バージョン0.17では、新たに“シード・デバイス”と呼ぶ機能も実装。
これは、読み込み専用のCD-ROMなどのメディアをスナップショットの起点のようにマウントし、
オリジナルのデータに変更を加えることなく、別の書き込み可能なメディアに差分ブロックを蓄積する機能だ。
これまでLinux向けの標準的ファイルシステムはext2、ext3、ext4と進化してきたが、
大規模ストレージ向けの高機能なファイルシステムが欠けていた。
btrfsではスナップショット機能のほか、オンライン・ファイルシステム・チェッカー、オンライン・デフラグメンテーション、
オンライン・リサイズ、オブジェクトレベルでのストライピング/ミラーリング、ファイルシステム全体でのバリデーションや
透過的圧縮機能などを備えている。
メイソン氏はバージョン0.17は、まだ開発途上であるため、ベンチマークやテスト目的以外での利用は推奨しないとしながらも、
今後大きな問題がない限り、ディスクフォーマットには変更を加えず、将来的にも互換性を維持するとしている。
(終)
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URLリンク(journal.mycom.co.jp)