09/10/20 03:23:53 8yHKIx1UO
>>917
年末でどの家でもパーティーをやっているようで肉の焼ける匂いが漂っていた。
「ああ、俺はもう駄目なんだな。」
死を覚悟したとき、隣の家の扉が開いて中から小さい女の子が顔を覗かせた。
「お姉ちゃん、こんな所で何やってるの?」
扉の隙間から漏れ出す美味しそうな匂いに木下の腹がくるるるるぅ…と鳴った。
「お腹すいてるの?」
女の子は家の中に戻りしばらくして20半ば程の、先ほどの女の子の母親と思われる女性が出てきた。
女性は木下を家に招き入れると食事の準備を始めた。