09/10/19 15:06:22 VUVFPDuvO
>>916
廊下から足音が聞こえ開けっ放しの扉からとしおが入ってきた。
「お父さん!」
顔をぐしゃぐしゃにして助けてほしいと懇願したが、そのまま車に乗せられて連れて行かれた。
やがて車が止まり苑子は降りるよう言われると激しく抵抗したので縄で縛り付けられると引きずり出されて2人は山の中に入っていった。
やがて古い民家の前に来るととしおは戸をたたいた。
中から白髪の老人が出てくると「先生、よろしくお願いします」とだけ言ってとしおはその場を後にした。
「お父さん!お父さん!」
泣き喚きとしおを追いかけようとするのを老人に引き止められる娘に対して思い残すことは全くないとしおだった。