08/06/13 00:18:28 SszGd0Ua0
遅くなりましたが、本買ってきて全巻読みました。
基本事項で申し訳ないが、購入したタイトルは「快感フレーズ1~17」です。
BLに全く縁のない、あまり漫画も読まない、アニメもあまり見ない(エヴァや宮崎作品、押井作品etcは割と好き)
自分が読んだ感想ですが、完全なエンターテイメント(除リアリティの意味)としてはとても面白いと思います。
(まゆたんはエロが書きたかったというよりも、キザな台詞を吐く男性を書きたかっただけでは?と感じました。)
そういった意味では女子中・高生が確かに好みそうだと思ったし、需要があるのも頷けるかと。
ストーリー全体としては、女の子ならこんなふうな男女の付き合いに憧れそうだ、という前提で、
完全にフィクションやビジネスの延長線上で、誇張して書かれていると思いました。
そう思った理由は、割とエロのシーンがお約束(パターンが決まっている)し、
クレームがついたと思われる途中からは、明らかに漫画自体の方向性を転換しているからです。
そこからは確かに漫画自体も魅力的でなくなりましたね。ただ、それが余計に出版社の方針通りにしたんだなと(笑)
皆さんが言う「まゆたんがノリノリでエロを書いている」という部分は分からなかったです。
ただ、上でも申し上げた通り、こっちが恥ずかしくなるような気障な男性キャラクターを書くのは好きみたいですねw
でも、それがこの人の漫画の魅力的な部分だと思います。
もし自分がまゆたんのことを考察するとしたら、確固とした独自(独特)の恋愛観や理想の男女像があって、
その特異な美意識みたいなものを突きつめながら漫画を描いている人だ、というふうに表現します。
あとは人物の書き方は落とし所を知っているというか、一般受けする王道エピソードに人物像を上手に合わせているので、
読んでいて引っかからずテンポもいいので読みやすいですね。
ただ、一部にエロ(の場面)を無理矢理取り入れている感じがするのは否めないです。
そのおかげで後半、話の整合性がなくなってる部分が多数あるので。それが誰の意図かはわかりませんが。
あと、自分は絵に関しては素人なので、皆さんのように細かな技術的なことは分かりませんが、
読んでいて華のある絵だなとは思いました。そんな感じです。長文失礼しました。