08/03/18 11:21:46 vmEaUQgU0
別のスレのコピペだけど
T.W.アドルノやE.フレンケル=ブランズウィック達の共同研究『権威主義的パーソナリティ』
ファシズムを支えるパーソナリティとは、以下のようなものである。特徴的な因子は九つあり、それらは
(1)因習主義(特に中産階級的価値の固執)、
(2)権威に対する服従、
(3)権威主義的な攻撃性、
(4)反内省主義(主観性、想像性、テンダーマインドに対する敵対)、
(5)迷信とステロタイプ、
(6)力と強引さ、
(7)破壊性とシニシズム(一般化された敵意、人間に対する誹謗)、
(8)投射性、
(9)性(性行為に対する過度の関心)であるという。
これらの因子を明らかにしてくれる意見群は大変多くにのぼるが(略)例をすこしばかりあげてみよう。
◎われわれが意思の力を十分もっていれば、どんな弱さや困難でもたじろぐことはない。
◎人びとは、はっきり二つの階級に分けることができる-つまり弱者と強者である。
◎今日は非常に多くの違った種類の人間が動き回り、互いに自由に交じり合っているから、
一人一人はよほど用心して彼らから伝染病や病気をもわらわないように身を防がなければならない。
◎強姦や子どもを襲うなどの性犯罪には、単に牢へぶちこむ以上のことをするべきだ
-たとえばそんな犯罪者は公然と鞭打ちやそれ以上のことを受けるべきなのだ。
◎同性愛などするものはまったく犯罪者と同じで、厳しく罰せられるべきだ。
(中略)
ちなみにT.W.アドルノたちの行った計量的分析によれば、ファシズム的態度は、
人種中心主義の態度と深く相関しているというが、十分納得の行くものである。