08/02/27 23:17:28 HkqM/KFH0
SSDとHDDの根本的な違いは、RRの速さにある
HDDは円盤が回ってヘッドがシークする以上、広範囲のランダムでは、キャッシュは役に立たずIOPSは数100が限界
アプリの起動もデータの読み込みも、ユーザが「今」作動させたのを、システムが事前に解らない以上、改善の余地はなく、これが体感に直結する
ライトは、OS、ドライバ、HW-RAID、SSD内部、どこかでバッファリングすれば要求は終わるので、相当の負荷がかからない限り、体感の低下にはつながらない
RRは元々十分に早いため、HW-RAIDをはさむとレイテンシが上がり、RRのIOPSは下がる可能性がある
すなわち、ベンチでRWが低くても、それは無駄な計測名可能性が高い
なぜなら、OSのバッファリングをわざわざ切ってRWを行うアプリはないので、ベンチ上でのRWの遅さは問題にならない可能性が高い
HW-RAIDにより、ベンチでRW性能があがるのは、HW-RAIDのライトバックキャッシュが、アプリから制御できず切れない為、上がるのは必然である
したがって、OSのバッファリングをきらない通常使用というのは、HW-RAIDのライトバックキャッシュを効かせた状態と大差はない
むしろ、HW-RAID上のIOPとメモリより、CPUとOSのバッファリングのほうが早いのは当たり前である
(ただし、バッファがあふれるまでの猶予や、CPU使用率などは除く)
組み込み向けとかの馬鹿OSでは、HWキャッシュの効果は大きいが(日立の組み込み向けの主張)、インテリジェントなWindows等では、問題にならないのかもしれない
この理屈でいくと、SSDを使用する限り、HW-RAIDは余り意味がないのかもしれない
確かに、HDDの時代は大容量なキャッシュはRRキャッシュとして非常に有効であり、確実な体感向上として意味があった
しかし、SSDではもともとRRが早いので意味が薄い
そういう解釈では、HDDにキャッシュつきRAIDというのは適合だが、SSDには疑問が残る
もちろん、SSDの性能をはるかに上回るホスト大域とIOPとキャッシュメモリを用意できれば、意味があるはずではあるが、それをやるなら、同じコストでSSDの台数を増やしたほうが、RWのターゲット分散になり、性能向上が見込めるのではなかろうか?
試した結果の主観と理詰めだけど、どうかな?